年をとる
人はみんなそうですね。
いやーあの人は若い頃はほんとかっこよかったのに。という。
あー若い頃は、ほんとにかわいい女性でしたー
とか。
見た目だけに関して言えば、それは若い頃の方がいい人が大半なのかもしれません。
ロッカーだって、ニルバーナのカートさんのように、早死にして伝説になる人がいます。
かっこいいでしょう。
ピストルズのシドさんみたいに、若いときのカリスマしかない人。
逆に、生き残って、年をとって、「ああ、あの人まだやってるんだ」って思われることもあります。
なんと、チケット代はいらないから来てくれと。単に人がいなさすぎるから来てくれと。
驚きました。あんなに有名だった人が!!今、こんなのかよ!と。
年取って、勢いを失い、センスも落ち、どさまわりしてる。
かっこ悪い。
で、前者にあげた、カートさんのように、早死にして、伝説になる。
そういう方の世界観、表現、哲学などは、生きて年をとって迎える現実世界との矛盾の前に、死がすっとぷをかけて伝説になるようにも思えます。
僕も、ロッカーとか、表現者としては、この終り方、悪くない、むしろ、すげーかっこいいのではないかと思います。
でも、
やっぱり 生きてることがそれを上回ると。
いま自信をもっていいたい。
どんなによれよれで、化粧してもしわでかっこわるくて、曲のセンスが枯れはてようと、安いギャラで地方をめぐっても、
それでも、生きてる人が勝ちだと。生きてる人が幸せなんだと。
僕が中学の時すきだった女の子は20歳という若さで亡くなりました。
中学の時も綺麗で、20歳になっても綺麗で。
彼女は綺麗なままで僕の心に生き続けています。
それでも、やっぱりいつか、旦那、子供ができ、家族をもって、おばさん、おばちゃんになる彼女を見たかった。
人はいつかは神のきまぐれか、宿命かで命を終えます。
いつかはわかりません。僕もいつかわかりません。
自分が望まない死がやってくる。
その日まで、
日々、ボロボロになりながら、「あの人加齢臭する・・・・」とか女子高生に言われようが、入れ歯になろうが、かつらになろうが、ステージだれも見てくれなくなろうが
生きていこう
そう思います。
もし今、人生が辛いと思っている学生さん、仕事がなくてどうして生きていけばいいかわからない中年の方、
たくさんの人が、生きていくことから逃げようとしてるかもしれませんが
最後まで、人生駆け抜けてほしいと思います。